幼少期より吃音(きつおん)があり、かれこれ30年弱、言葉を交わすコミュニュケーションに悩んできました。
吃音とは、言葉がスムーズに出てこない言語障害のひとつです。
主に次の3種類の症状があります。
- 連発…「こここここんにちは」など最初の同じ音を繰り返す
- 伸発…「こーんにちは」など最初の音を伸ばす
- 難発…「………こんにちは」など最初の音が出にくい
私は幼少期は連発型で、大人になってからは難発型も出てきました。現在は連発と難発のハイブリットです。
①悩んでいるのは自分だけではない
いまはSNSなどで同じ悩みを抱える人たちと、好きな時につながることができます。
匿名でも実名でもOK!自分のタイミングで好きなことを伝えられます。
②吃音を完全に無くすことは難しいが、頻度を劇的に減らすことができる
吃音を治したいという思いはずっとありますが、現在の医学では完全な治療法は発見されていません。
私もいくつか治療法やトレーニングを行いましたが、効果があると言えるものはなかったです。
しかし、大人になって自分で自分を認めてからは劇的に吃音が減りました。
個人的には自己受容がかなり有効だったので、記事で書いています。
③最終的にどもっても、全然大丈夫!!
同じ苦しみを抱える方に、特に伝えたいのは③「最終的にどもっても、全然大丈夫!!」
どもっても人生は終わらないし、あなたの挑戦する権利は奪われません。
吃音を笑った人は、教養のない、人の痛みを知らない人と思いましょう。
そんなことより新作フラペ飲みに行こうぜ!
おもに吃音について発信します。
趣味(読書・映画)やスキルアップのことも書いていきます。人生やりたいことやって楽しみたいです。
どういうときに吃音が出るのか
どういうときに吃音が出るの?一番吃音が出やすいシチュエーションは?と聞かれると、
しーんとした舞台上や会議室で、大勢の人が自分の発言に注目しているとき
ですが、上のようなTHE緊張!じゃないときでも、言葉が出てこないシーンはあります。
家族とリラックスして会話してる時でも、普通にありますね〜。
どもりやすい音や言葉はありますが、どもらない時もありますし、自分でも予測できないんです。
そんな時も家族はからかわずに、ちゃんと次の言葉を待っていてくれます。ありがたいです。
「どもり」という言葉は差別用語?
この自己紹介では、吃音=どもりと書いてますが、最近では「どもり」は差別用語と見なされる傾向があるようです。(専門医師や支援団体のHPにもその旨の記載が多くみられます)
なるべく「吃音」という言葉を使用していこうと意識していますが、言葉に詰まること=どもりと自分が長年認識してきたこともあり、言葉に詰まること(動詞)として表現すると、どうしても「どもる」という言葉を選んでしまいます。
自分自身も、「どもり」という言葉に、どこかネガティブな印象があることは否めないので、
なにかしら自分の中で納得のいく言葉に置き換えていきたいです。
今後このブログの中で、より納得できる表現に変えていこうと思います。
詰まってもいいんだよ。全然大丈夫。
吃音のこともそうでないことも、悩んでいる人たちが今よりちょっと楽に生きられるヒントが見つかると嬉しいです。
さいごに
NHKのハートネットTVで紹介されていました。2021年1月の放送です。
吃音を知らない人たちにもわかりやすいので、リンクを貼っておきます。
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