仕事、育児、家事のスキマ時間を利用して2か月間勉強し、一発合格できました。
そこまで労力をかけずに勉強すれば取得できる資格かと思いますので、多くの方に取っていただきたくご紹介します。
iパス(ITパスポート)は、ITを利活用するすべての社会人・これからの社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です
試験実施団体の情報処理推進機構(IPA)より引用
勉強したら合格できる。取っておいて損はなし
ただし、全く学習しないで合格は厳しいです。
数年前は一般常識で解けると言われていましたが、ここ数年、問題の難易度は上がっています。
特に普段から情報処理に接していない方々(ITの方々から見て非ITというようです)が合格するには、それなりの学習が必要です。
勉強時間
資格の学校TACのページでは、初心者の方では180時間程度と紹介されています。いままで情報処理をまったくやってこなかった人に当てはまる時間かなと思います。
私事ですが、情報処理とはまったく関わりのない仕事をしていますし、情報処理の学習といったら高校・大学の情報(必修)の授業でやったかしらというくらい。
社会人になってから、VBAスタンダートの資格勉強でExcelマクロを触った程度。
VBAスタンダード資格試験についてはこちらで書いています。
通勤時間(往復1時間)と自宅でのスキマ時間30分を使って2か月間勉強し、合格ラインに達しました。土日は勉強したりしなかったりなので、トータル学習時間は80時間以上90時間行かないぐらいというところでしょうか。
情報処理に触れている人はもっと少ない学習時間でも合格できると思います
とはいえ、割とギリギリの点数で受かりましたので、勉強せずに合格できる試験ではないです。
繰り返しますが、最低限の学習は必要です。
それでは効率的な勉強方法についてご紹介します。
勉強方法(対策テキスト・問題集はこれだけ!)
まずは一冊ご準備ください。参考書はいくつかありますが、おすすめは断然こちらです。
売れに売れているこちらの教科書兼問題集。
著者はメルカリアプリを立ち上げた高橋京介さん。やさしい言葉で素人にもわかりやすく語り掛けるように書いてあります。
イラストと二色刷りの構成も見やすいです
章末には過去問が載っており、学習した内容が頭に入っているか確認できます。
まずは一読し、章末の過去問で確認。あとはひたすら過去問演習。
間違えた問題はもう一度教科書を読んで挑戦。また過去問…と何度も繰り返しやって解けるようにしましょう。
問題集でも紹介されている過去問ですが、ITパスポート試験実施団体である情報処理推進機構(IPA)のページでも公開されています。
- STEP1教科書を読む(まずは一巡)
章立てで構成されているので、さくさく読めます
- STEP2一章読んだら章末の過去問題を解く
問題文も短いものが選ばれているので、さくっと解けます
- STEP3間違えたら教科書の該当箇所を読む&付箋を貼っておき二巡目で見直し
わからなければ自分で用語を調べましょう
- STEP4一巡したら間違えた問題をできるまで解く
プログラミングの箇所など理解できなければ捨ててもOK!
- STEP5過去問を解く
ITパスポート試験実施団体である情報処理推進機構(IPA)にもあります
計算問題は後回しでOKですが、ある程度問題にパターンがあるので解き方を理解するようにしてください。特に工数計算やアローグラム、2進法⇔10進法または16進法に直す問題など、解き方を覚えれば必ず正答できるようになります。
同じく高橋京介先生の著書である基本情報技術者試験のテキスト・問題集はこちら。
ちなみに基本情報技術者の上級資格である応用情報技術者試験の対策本については、この「いちばんやさしい~」シリーズの発売はされていません。※2023年6月時点
レベル的にもうやさしくできないんでしょうね
基本情報技術者試験は2023年に試験実施事項が大きく変わりました。
ITパスポートの学習内容をふまえたA試験(旧午前試験)と、アルゴリズムやプログラミング知識を中心としたB試験(旧午後試験)があり、いままで情報を体系的に学んだことのない初学者にはなかなか厳しい試験内容となっています。
そのため情報処理の初学者はB分野に特化した参考書が必要です。
たとえばこちらは会話形式で読みやすかったです。
試験申し込み方法
試験実施団体の情報処理推進機構の【ITパスポート】試験の流れのページで紹介されています。
- STEP1利用者IDとパスワードを登録
メールアドレスも登録、会員登録メールが着ます
- STEP2会員ページにログイン、試験会場と試験時間を選択し申し込み
会員登録すると会員ページから申し込めるようになります
- STEP3受験料の支払い
受験料7,500円(2023年6月時点)を任意の方法で支払います
- STEP4確認票(受験票)が印刷・DLできる
印刷・DLするか受験番号、利用者ID、パスワードを控えて当日会場に持参してください
確認票が受験票になります。
受験番号、利用者ID、パスワードの3つがわかれば当日無くても受験できますが、不安になるのでDLはしておくことをおすすめします。
試験方式はCBT方式
試験方式も情報処理推進機構の【ITパスポート】CBT方式の試験の説明ページで下記の通り紹介されていますので引用します。
CBT(Computer Based Testing)方式とは、コンピュータを利用して実施する試験方式のことです。
パソコンでポチポチ解答していくタイプの試験方法です。
初めての方は疑似体験できるページも案内されているので、一度は試しておいてください。
しつこいですが、VBAスタンダード資格試験もCBT方式試験でした。
こちらに書いていますのでどんなもんか知りたい方はどうぞ。
まとめ
ITパスポート試験は学習すればみんな合格できる試験です。
パスポートという名の通り、すでに現時点の社会でITに関する最低限の知識は社会人に必須です。
試験会場では、学生さんが多く居て驚きました。
部下や後輩たちの方が、ITに関する優秀なスキルを持っていることになるんだなと思うと、ITパスポートは本当に最低限の知識を持っていることの証明で、もっとスキルアップしないといけないと感じました。
ちなみに私事ですが、ITパスポート試験合格後、基本情報技術者試験へ挑戦することも考えたのですが、ほかの資格試験に挑戦したくいまは基本情報技術者試験の学習をお休みしています。
情報社会を生きるにあたって、持っていて決して損はない資格です。
学習される方を応援しています!
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