Dolby Atmosで映画『BLUE GIANT』を鑑賞してみた

この記事ではDolby Atmosとはなにか、映画『BLUE GIANT』鑑賞の感想について書いています。

Dolby Atmosとは

Dolby Atmos(ドルビーアトモス)という音響技術をご存じでしょうか?

気になる映画の上演スケジュールを見ると、いずれかの回にDolby Atmos の表記がされており、

なにこれ?と調べたことがある方も多いのではないでしょうか。

私もこれまでに何度かDolby Atmosで映画を観るチャンスがあったのですが、割増料金だったり、会員割引が使えなかったりして、意識的に選択肢から外していました。

Dolby Atmosだと音がいろんな方向から聞こえて臨場感がすごい。と噂には聞いていたのですが、正直ふーんという感じで、いやいや今までの映画館の音響で十分満足しているからいいよと思っていました。

できるだけ安く観たい

ところが某日、映画『BLUE GIANT』を映画館で観たく、上演スケジュールを調べたところ、Dolby Atmos上演回でしかどうしても日程が合いませんでした。
鑑賞料金が高くついちゃったな・・・としぶしぶ観たのですが、思いがけず最高の体験だったので、みなさんにもお伝えしたく記事にしました。

Dolby Atmosを一言でいうとこんな感じです。

Dolby Atmosってなに?

ドルビーラボラトリーズが開発したものすごい臨場感の音響システム。まるで自分が映画の中に入ったかのような感覚に陥るほど、あらゆる方向から音が聞こえる。

Wikipediaでもう少し詳しくわかりました。

レイ・ドルビー博士が開発したシステムで、アメリカ・サンフランシスコに本社があり、音響の開発・再生技術を研究している。映画の音響再生で、臨場感を高めるため聞き手の周囲を包む音場を再生する技術で主導的な地位を占める。

Wikipedia

サンフランシスコといえば、南のサンノゼ一帯にあるシリコンバレーが有名。

Apple、Google、Facebook、TwitterなどのIT企業が軒を連ねており、Dolbyの本社があるのも納得ですね。

Dolby Atmosで観た感想

いや、本当に驚きました。映画本編が始まる直前にDolby AtmosのCMがあって、そこでもう「うわあ(やばい)」となります(音も大きいしSFチックなガンツを思わせる作りなので、ちょっと怖いのは私だけでしょうか)

もともと原作漫画『BLUE GIANT』のファンで、アニメ映画になると聞いたときに、あのシーンを実際の音で聞きたいと思いました。

(音が出るはずのない)漫画なのに音が聞こえる」というのが原作ファンの間では周知の事実。

これほどの高評価の漫画をアニメ映画化するとは、結構リスキーだよなと映画を観る前は思っていました。

そんな予想を見事に裏切ってくれました。

Dolby Atmosではあらゆるところから音が聞こえます。遠くからも近くからも。

高速道路の車がビュンビュン走る音。雪が降る静けさ。雨の東京と小さなライブハウスの扉を開ける音。

その音のリアルさは筆舌できません。本当に自分がスクリーンの中にいるかのようです。

特筆すべきは演奏シーン。加えて数回あるLIVEシーンは圧巻の一言。

まさにLIVE会場にいるかのよう演奏が終わるたびに拍手したくなりました。

アニメの本質であるCG映像ももちろん素晴らしく、詳しい人が観ればそれ一つで何記事も書けるのでしょうが、私は素人ですので、画やCG技術についてはすごいの一言で終わらせてください。

宇宙に連れていかれました

キャラクターたちの演奏も、ジャズピアニストの上原ひろみさんをはじめとするプロの演奏集団が作曲・編曲し演奏したもの。

スタンリー・キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』やあの『スター・ウォーズ』もドルビーの技術が使われています。

2014年頃からは家庭向けのホームシアターやスマホにもDolby Atmosの技術が搭載されているようです。知らなかった・・・。

話題は逸れますが、声優さんたちも原作のイメージを壊すことなくやってくれて感謝です。

みなさんお若いのに素晴らしい。大役の山田裕貴さんも雪祈役の間宮祥太朗さんも東京リベンジャーズの時と役柄が全然ちがう・・・プロってすごい。

玉田役だれだろうと思ったら岡山天音さんでびっくり(よかったです)

原作『BLUE GIANT』については、ここで言わずもがな最高にアツい(蒼い)です。

ちなみに映画館の売店では大・雪祈・玉田の(映画版キャラ)キーホルダーやメモも売っていました。

作品は最高によかったけど関連グッズってどれくらいの人が買うのだろう・・・。

Dolby Atmos鑑賞はおすすめできる

Dolby Atmos最高の映画体験の一言でした。

Dolby Atmos追加料金200円の映画館がほとんどのようです(2023年3月10日記事執筆時点)

※映画館(シネマコンプレックスなので映画上映部屋とでも言いましょうか)そのものがドルビー規格造りであるDolby Cinemaは追加料金500円の映画館が多いですね

自分にとってはですが、映画を観るのは年に数回の非日常体験なので、200円余分に払うだけでLIVEの臨場感が得られるなら払います。最新技術の開発にはお金がかかりますもんね。

Dolby Atmosでの映画鑑賞、おすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました