読書記録『ありがとうの神様』

ありがとうの神様』(小林正観さん著 ダイヤモンド社)を読みました。

作者の小林正観さんは2011年に亡くなられていますが、多くの書籍を遺されています。

最近ではインスタやYoutubeでも紹介されているのをちょくちょく目にします。

ダイヤモンド・オンラインにも小林正観さんに関する多くの記事が紹介されているので、よかったらこちらからどうぞ。

読書系SNSでたびたび紹介されており、「生きるのが楽になった」という感想が気になっていました。

少しスピリチュアルな記述もありましたが、それはそれでおもしろく、さらりと読めます。

表紙をめくると中表紙に


「私が40年間、研究してきた結論を言いますと、どうも、私たちの周りには、『神様が存在するらしい』という結論に至りました。」
とあったので、

「あ、そういう本なの?」とひるみましたが、

警戒しながらも読み進めていくうちに、この考え方、良いかもと思う記述が多くありました。

(すべてが著者の考えに納得できたわけではありません)

ちょっとスピリチュアルすぎるなと思った箇所も正直ありました

とはいえ、自分の気持ちひとつで、生き方も変わる

そのためには、いいなと思う考え方を取り入れていこう

紹介していきます。

『ありがとうの神様』読書メモ(あくまで個人的なものです)

怒ると自分が損

怒ると体内でタンパク質を溶かす毒素が出て、体調が悪くなる

ちょっと衝撃でしたが、怒ったときに発する息の中に、タンパク質を溶かす毒素が含まれているらしいです(笑)

エビデンスは謎ですが、実験結果があるそうです(笑)あやしい。

真偽はともあれ、怒っていちばん損をするのは、外ならぬ自分。これは間違いないです。

怒るのってかなりエネルギー要りますもんね。しかも大体が良いエネルギーとはいえない。

損得勘定で考えて、できるだけ声を荒げて怒らないようにしましょう。

「そいつ今頃パフェとか食ってるよ」って本ありましたけど、そういうことですよね。

アンガーコントロールできないと大人として認めてもらえない

自分の感情をコントロールできない大人を、子どもは「大人とは認めない」

大人が自分の感情をコントロールできずに、ヒステリックに怒っているのを見ると、子どもは「大人も子どもと変わらないじゃないか」と残念に思い、親の言うことを聞かなくなります。

『ありがとうの神様』(小林正観さん著 ダイヤモンド社)

できるだけイライラしないで笑顔を保ち、感情をコントロールするべきとありましたが、

毎回怒りの感情を押し殺すと別の弊害がありそうなので、怒るべきところはしっかり怒り、必要以上に怒らないようにしたいものです。

※本の中では特に「母親が」とありましたが、ここでは大人としました。

子どもにはにこやかに穏やかに

自分の子孫がかわいいなら、子どもに「にこやかに穏やかに」接する

「気に入らない人に対しては、大声を出して、威圧的に解決する」ことを教えられた子どもは、大きくなって結婚をして子どもを持つと、怒って怒鳴って威張って、暴力的に声を上げて、強権強圧的に育てる・・・という教育論を実践してしまう。

『ありがとうの神様』(小林正観さん著 ダイヤモンド社)

こちら、かなり納得しました。

私自身、怒鳴られて(時には軽く殴られて)育ってきたので、子どもに注意するときも、つい大声を出してしまうんですよね。

気を付けようと意識づけてきたので、最近は減ってきましたが、

今でも自分に余裕がない時にはつい出てしまう悪い癖です。

正しい伝え方、怒り方があることを、親が見本になって子どもに伝えていきたいです。

許せない人にも感謝できる

人間は、「どうしても許せない人」にさえ、「感謝」することができる

誰しもが、どうしても許すことができない人がいるかもしれません。

ですが時の経過とともに、その人に感謝できる時がきっといつか来ます。

許せないという感情を抱えながら生きることは、自分にとってもつらいことです。

許すことはできなくても、自分を成長させてくれた、何かしら気づかせてくれたという点においてのみでも感謝できるなら、楽になれるヒントが見つかるはずです。

自分のためにも、感謝できるその日を望みたいです。

今日という日は2つの特別な日

今日は人生でいちばん最高でいちばん未熟な日

「今日」という日は、「2つ」の特別な日が重なった日です。
ひとつは、「もっとも経験を重ねた日、もっとも知恵がたくさんある日」です。
・・・その、「もっとも経験を積み、もっとも知識を持った自分」が下した判断は、その日の時点では、「すべて100%正しい」と考えることができます。
・・・逆に、今日を含めた未来を考えたとき、「今日」は「もっとも未熟な日」です。
・・・「今日」は、過去の人生の中でもっとも優れた「最高位の自分」と、未来に向けてもっとも未熟な「最年少の自分」の「2つ」が重なった、特別な日なのです。

『ありがとうの神様』(小林正観さん著 ダイヤモンド社)

この考え方、すごく潔いですよね。

私も過去のことを考えて、ものすごく後悔します。

でもその時の自分が下した判断は、その時は最良だと思ったからこそ選んだこと。

自分を肯定するブッダの教えと通じるところがあり、刻んでおこうと思いました。

ブッダの合理的な考え方」読書記録はこちらから。

過去があってこそ。いまの自分がある

まとめ

ありがとうの神様』(小林正観さん著 ダイヤモンド社)、面白かったです。

さくさく読めて、自分の人生を楽しく生きる上でのヒントがたくさん詰まっていました。

ちょっとスピリチュアル的なところはありましたが、ものの見方で真似できるところを取り入れていきたいです。

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