この記事では、花粉症の症状を和らげる舌下免疫療法の体験記録を書いています。
スギ花粉症のつらい症状は和らぐのか
吃音をテーマにこちらのブログを始めましたが、この度スギ花粉症の免疫治療を開始したので、体験記録を書きます。
2023年6月下旬より治療を開始しました。
スギ花粉症による鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどのつらい症状を和らげる免疫療法。
それが舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)です。
アレルゲン物質を含む治療薬を舌の下に投与し、体質改善を図る免疫療法。
※治療開始にはスギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と確定診断が必要
参考HP:トリーさんのアレルゲン免疫療法ナビ
医療の話になるので、必ず信頼できる医師の指導の下行ってください。
私自身もこれから始めるところで、これから治療を継続できるのか、効果が出るのかもわからない段階です。
読んでくださった方にこの治療を勧める段階にはありません。特定の医院も紹介できません。
あくまで舌下免疫療法の体験記として読んでいただきたいですし、ある個人の体験談としてご覧いただき、誰かの参考になればうれしいです。
興味がある方は必ず医師に相談してください。(自己判断でまず始められないですが・・・)
スギ花粉症との出会い
小学生の頃から鼻炎がひどく、両親ともにアレルギー体質だったこともあり、母に連れられ近所の耳鼻咽喉科へ通っていました。
毎年春はくしゃみが止まらず、鼻水・鼻づまり・目のかゆみは当たり前。鼻がかゆくよくこするので鼻血も出てました。
耳鼻咽喉科の待合室では、月刊「りぼん」や「なかよし」が読めるので、結構楽しく通っていたのですが、診察台に座ったあとは鼻の奥まで器具を突っ込まれてシュッシュやられるのが嫌でした。
医師からは、まあ花粉症でしょうねと言われていましたが、ためしにアレルギー血液検査をしたところ、「立派な花粉症です」との診断。
あなたは花粉症だね!
ですよね(知ってた)
ヒノキ・ブタクサ・ダニ・猫などいろいろアレルギー反応はしていましたが、ぶっちぎりに反応していたのがスギ。
検査結果表の数値は100%を超えていました(記憶)。
もう一生花粉症と付き合っていくんだと決意した小学生2年生の春。
以来、毎年症状が出始める春先前には耳鼻科に行ってお薬をもらい治療を開始するのが当たり前でした。
でも、抗ヒスタミン剤って眠くなるんですよね。
学生だったので車の運転はしませんが、試験前は睡魔との戦いでした。
眠い・・・明日試験なのに・・・(グーグー)
花粉症、治したいなと思っていましたが、大学生の頃にニュースで聞いた「舌下免疫療法」。
でもまだそのころは保険適用外でした。自費診療なんてとても払えないなーと思っていましたが、
2014年10月にスギ治療が、2015年1月にダニ治療が保険適用になりました。
参考HP:日本医事新報社
やりたーい!と思っていましたが、結婚、妊娠、出産とあれよあれよと月日は流れ。
毎年春を過ぎれば忘れてしまうこの気持ち
舌下免疫療法を始めたきっかけ
出産後、子どもの風邪治療の付き添いで近所の耳鼻咽喉科で再び目にした舌下免疫療法のポスター。
治療には、血液を採取して、抗体の量を調べる検査確認が必要と医師から言われたので、自身の血液検査(血清抗体検査)を申し込みました。
別日に血液採取し、後日結果を聞くために来院。血液検査の結果は、
ちょっと恥ずかしいので数値出てたところは隠してます。
あなた花粉症だね!
ですよね(知ってた)!
わかってたけど再び花粉症宣言されます。治療のためには必要なアレルギー診断となります。
ということで、スギ花粉症の舌下免疫療法を申し込みました。
医師からは、アレルギー診断を治療に使用できる期限は、診断日から2年間と言われました。つまり、2年経過後はこの診断をもとにアレルギー治療(今回だと舌下免疫療法)を始められず、もう一度新たに診断を受けなおす必要があります。
上記情報も医師の判断となりますので、私の場合は2年間有効、とのことでした。
治療開始の流れ
まずは治療に関する説明をうけ、治療開始日をいつにするかの相談。
私の場合はスギ花粉症の治療のため、シダキュアというお薬を3年以上、毎日服用するようです。
服用期間は2~5年を目安に、医師の指導のもと、経過を見ながら決めるようです。
とはいっても、アレルゲンの入った薬を飲んだときの体の反応がどう出るかわからないため、治療開始日はシダキュアを飲んだら30分は医院でアナフィラキシーショックが出ないか待機、とのこと。
医師の監督のもと、治療を続けられるかどうかの判断となります。
治療開始時は、アレルギー反応が強く出るかもしれないので、治療開始日の前4日から抗ヒスタミン剤を飲むようにお薬をもらいました。
来月から治療開始です。
アレルギー反応がどの程度出るか怖さもありますが、スギ花粉症の不快症状が改善されればQOL爆上がりなので、楽しみです!
1週間後、治療開始
治療したいと告げた翌週、いよいよシダキュア服用開始となりました。
医師の診察後、体調に問題ないとお墨付きをもらったあと、看護師さんから服用方法と治療にあたっての注意点を聞きます。
舌の下にシダキュアを置くとすぐ溶けます。
その後30分間はアナフィラキシーショックが出ないか院内で様子見。
30分後、看護師さんが様子を見に来てくれました。
ちょっと口内が腫れているような違和感がありますが、痛みやかゆみ、鼻水やくしゃみが出ることもありませんでした。
これであれば問題なく続けられるとのこと。
次回は1週間後、シダキュアのアレルゲン物質を増やしていくとのこと。
続けられるか楽しみです!
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