何度でも。30代働く母のFP1級再挑戦

この記事では時間がない社会人が、できるだけ時間をかけずにFP1級技能士試験に合格するにはどうしたらよいか、思うところについて書いています。

沼と称されるFP1級試験の難易度や問題の特異性も、学習を開始される方は既にご存じでいらっしゃるかと思いますので、ここでは省きます。

自分は学科試験に一度落ち、2回目で合格、9月のFP協会実施の資産設計提供(筆記試験のみ)で合格しました。

比較的時間がある学生に比べ、家事・育児・介護・仕事をしながら、社会人が学習を継続するには、限られた時間で試験にでる要点を押さえて、効率的に学ぶ必要があります。

一度落ちているので、今だから言える「あの時これをすればよかった」が、どなたかの参考になれば幸いです。

状況や学習スタイルは人それぞれ違うため、これが正解はありません。
自分にぴったりな学習方法を見つけてくださいね

2018年にFP3級と2級を独学(みんほしシリーズ)で取得、楽しく勉強しておりました。

その勢いでFP1級のテキスト問題集(みんほしシリーズ)を購入しましたが、重箱の隅を楊枝でほじくる知識問題に絶望しやる気がなくなり、学習を一時中断。

その後出産、復職、もう一度挑戦したいと思い直し、TACの合格シリーズを購入し学習。

1回目の受験では合格点に5点足りず不合格。

Youtubeで話題のほんださんが始めたFPキャンプ入会。

2024年5月筆記試験合格、同年9月にFP協会実技試験に合格し、晴れてFP1級完全合格できました。

そうだ!先輩たちの学習方法を真似しよう

再挑戦を決意したものの、周りに受験生もおらず勉強のやり方がわからない。

「FP1級 一発合格」でネット検索、合格した先輩たちの勉強方法を真似ることにしました。

高得点で合格されている素晴らしき方々が、自分が何から始めればいいのかを丁寧にわかりやすく教えてくださっているので、最短ルートで合格したい方はこの通りやってください。

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ご紹介させていただく方は実際に検索した中の一例ですが、みなさん学習意欲がとても高く、自分にはストイック、他人にも学習方法を優しく丁寧に教えてくださっています。

FP1級に限らず、社会人の資格取得学習について学ぶことが多く、感銘を受けました。

世の中には頭もよく優しい方がたくさんいてる…

学習時間の設定と学習方法を設定

私は時間がないことを言い訳にし(よくない)、自分が学習に割ける時間を週あたり設定しました。

平日は通勤時間とお昼休憩時の合計1時間、休日は子どもが起きてくる前とお昼寝時の2時間くらい(期待値)が学習に割けそう。ざっくり週で10時間くらいになるよう学習時間目標を設定しました。

このとおりの学習ができない日もありましたが、週に大体10時間くらいになるよう意識していました

1回目の受験(不合格)では合格テキスト問題集をぐるぐる

私が選んだ参考書、問題集はこちら。

決め手は参考書が分冊になっていることでした。

私が学習するのは主に通勤時。お弁当箱・水筒と共にカバンに入れて持ち歩くには、薄さが絶対条件。

参考書がTACなら問題集もTACとなりましたが、鈍器と称される分厚さの問題集は持ち歩きには向いていません。問題集は家で机に向かえる時間にやっていましたが、平日はほとんど机に向かえないのでたまに持ち歩くこともしておりました( ;∀;)つら

全然関係無いんですが、学習書とお弁当を持ち運ぶ会社員の方にお勧めの薄いお弁当箱。

上に挙げたTACの参考書が決して悪い訳ではありませんが、いまもう一度選ぶとしたら、こっちを選びます。

なぜかというとFP1級学習指導の神である梶谷先生が監修だから。

梶谷先生の存在に気付いたのは、TAC参考書を分野別一巡し応用編に入ってから。なんじゃこりゃというほど訳がわからない応用編の学習に救いを求め、ネット検索したときに合格された先輩方が口々に挙げられていたのが梶谷先生。Youtubeで試験解説を見たときに「あ、この方についてけば間違いない」とわかりました。

参考書も問題集もTACで揃えていたので買いなおすことはしませんでしたが、もし最初に気が付いていたら梶谷先生監修を買っていました。

問題集は、いまはほんださんのTEPPENシリーズもありますので、迷いますね。

TACの分野別テキスト(参考書ですね)を持ち歩きざっと一読、持ち歩きたくない分厚い問題集を主に家に戻ってから解く(平日15分程度、休日2時間くらい)

最初は間違いだらけなので、選択肢ひとつひとつの正誤を確認しテキストの該当箇所を読み書き足す。

皆さん仰っているように、肢ひとつずつどこが間違っているか必ず確認。問題集のページには解いた日付と自分の正誤もメモしていました。
間違えた肢には×印などの印をつけ、この学習をまず一巡し6分野終わらせる。二巡目以降繰り返し…

2回以上間違えるとかはざらにありました

一巡めが一番つらいです。本当に×ばっかり。それでもただ繰り返す。繰り返すほど正答率が上がり始めます。

また、平日の通勤時・休日の子どもの習い事の待ち時間には過去問道場様にも大変お世話になりました。鈍器(TAC問題集)を持ち歩くのはつらかったので、こうしたスキマの学習時間はスマホで過去問道場の問題を解く、テキスト該当箇所に書き込む…で知識を広げていきました。

FP1級 過去問道場🥋 (基礎編)【完全解説付】

また、間違えた問題でテキスト該当箇所を読んでもいまいちわからないときは、FP Wiki様にもお世話になりました。わかりやすい言葉で丁寧に深堀してくれるので、なるほど!が多くありました。???時の辞書として大変ありがたかったです。

FPWiki
FP学習の総合ポータルサイト

6月末から学習開始、8ヶ月間トータル300時間くらいしたところで翌1月に1回目受験、115点で不合格。凡人の私には量も質も足りていないことを痛感しつつ、少しの手ごたえも感じていました。

Xで先生、先輩、同志の方々に励まされてモチベーション保ってました。ありがとうございました。

2回目の受験(合格)では学習方法を追加

前回不合格だった一番の理由、基礎編が5割程度しか取れていないこと。

過去問道場様で力を付けたのですが、まだまだ足りていない。

根本的な学習量が足りていないこともありますが、Youtubeで人気のほんださんがFPキャンプというサブスクを始めたというニュースも気になり、1期生の方々の口コミもよく、お試し会員になってみたところ、スマホ学習に適してることが実感できました。

良いものはどんどん取り入れよう!

応用編は梶谷先生Youtube過去問解説のおかげで7割方とれていたので、このまま解き方を忘れないように継続し、基礎編の底上げを重点的に学習することに。

何がよかったFPキャンプ

まず、スマホ学習できるので机にかじりつかなくてよい。

勉強時間が限られている中、電車の中、レジの待ち時間など、スキマ時間に1問でも問題にあたることができるのはありがたいです。

基礎編

以前からYoutubeでほんださんの動画は繰り返し見ていました。基礎編の底上げをしたかった私にとって、1級のテーマ解説が特にわかりやすく、正しい選択肢を見極める力がつくと感じました。

学習されている方はわかってくださると思いますが、重箱の隅を楊枝で洗うような問題が出るのがFP1級。

正解するには、単に知っている/知らないではなく、問われていることを自分の持てる知識から、解析度高くスクーリングすることが求められています。

知識の本質的理解を助けるテーマ解説は独学している身にもありがたかったです。

あと、一問一答はコンビニで2in1両面印刷して通勤電車で間違えた問題を5回繰り返しました。

毎日届く、僧侶とやまさんのメルマガ問題も、間違えた問題をスクショしてチェックし、繰り返し解きました。

応用編

応用編は(あくまで主観です)、頻出問題の解法を全部教えてくれる感じです。

私は1回目の受験時に合格テキストを3周していたため、ある程度は知っている内容で復習という感じでしたが、初見時に出会えていればかなりの時間短縮とストレス軽減になったと思います。

応用編は梶谷先生が神

皆さん仰られるように、応用編問題集1周目は訳が分からず全然解けず、つらかったです。

それでも答えを見ながらとにかく解くこと。1周目より2週目、3周目とだんだんと解き方がわかってきます。パターンだとわかれば、あとはもう自動記述。

私はですが、応用編解説はほんださんより梶谷先生の解説の方がしっくりきました。

どちらも素晴らしい先生であることは間違いないです!

合格・不合格は時の運もあります。毎回難易度が異なる理不尽な試験ですが、FPキャンプは効率的に得点に結び付ける要素が詰まった教材です。

ただアプリがよく落ちるのと、動画を一時停止した後に再生すると二重音声(一時停止する前の音声と再生した後からの音声?)になり、もう一度立ち上げないといけなかったが少しストレスでした。

↑まだサービスがスタートして半年ほどの話だったため、今では改善されている可能性があります。

最後に

今は優れたコンテンツがたくさんあります。

また、その優れたコンテンツを紹介してくれる親切な方も多く居て、その方たちの学習方法を参考に自分が再現できる箇所を追っていった形で合格できました。

最短ルートで合格されたい方は、先人たちのたどった方法をより忠実に実践するのが近道。

ただみなさんそれぞれ状況が違うので、自分にあった学習方法を早く確立できるかどうかがカギです。

私もXを通じて有益な情報を得たおかげで合格できたので、発信してくださった方、一緒に励ましあって学習した方に心より感謝を申し上げます。

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